価格 | 燃費 | 2017年 販売台数 |
スライドア性能 | 室内広さ 荷室広さ |
操作性 安全性 |
161 万円~ |
16.2 km/L |
1~6月 1,917台 |
電動 左/両側 |
※ランキングは、OEM供給元のスズキ・エブリイワゴンと同じになっています。エブリイワゴンとは、販売価格と販売台数が違いますのでご注意ください。
NV100クリッパーリオは2015年3月にフルモデルチェンジされた日産の3代目セミキャブオーバー型軽ライトバンです。初代は三菱のOEMでしたが、2代目からはスズキ・エブリイワゴンのOEM車となっています。
NV100クリッパーの「GXターボ」と同じくインタークーラーターボ仕様のR06A型エンジンへの置換を行い、高張力鋼板や超高張力鋼板の広範囲の使用で耐久性や衝突安全性能を高めながら、車両重量の軽減と燃費向上を実現しました。室内長・室内高・室内幅もそれぞれ拡大しています。
グレードは「G」と「E」の2種があり、それぞれハイルーフモデルがあります。ボディカラーは新色の「ムーンライトバイオレットパールメタリック(オプションカラー)」と「ガーデニングアクアメタリック」を加えた5色になります。
日産NV100クリッパーリオの兄弟車
日産NV100クリッパーリオはスズキ・エブリイワゴンがOEM供給している兄弟車です。NV100クリッパーリオの兄弟車をご紹介します。
日産NV100クリッパーリオのメリット・おすすめ
全車にオートスライドドア
日産NV100クリッパーリオには、オートスライドドア(挟み込み防止機構付)が全車に標準装備されています。(Eは後席左側のみ)インテリジェントキー&プッシュエンジンスターターでドアのロック/アンロックが可能です。エンジンの始動・停止もスイッチひとつで操作できます。ハイルーフモデルでは電動オートステップも装備されて、小さいお子さんの乗り降りも便利にサポートしてくれます。ファミリー層向けに日々の使いやすさ、乗り降りのしやすさを考えた設計コンセプトです。
先進安全装備
危険をみつけて自動で止まる「エマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」などの先進安全装備もしっかり標準装備されています。エマージェンシーブレーキは赤外線レーザーレーダーで前方の車両を検知します。エマージェンシーブレーキは衝突の危険性があるとメーター内の警告灯とブザーでドライバーに注意喚起するとともに、自動的に緊急ブレーキを作動させて衝突を回避、または衝突時の被害を軽減します。これらの機能はスイッチでON/OFFできます。
軽量化と新型エンジンの採用で燃費が向上
高張力鋼板の使用範囲を増やし、エンジンや足回り内装や電装部品なども徹底して軽量化を図り、5MT車で40kgの軽量化を実現しました。軽量化に加え、吸気側にVVTを搭載したR06A型エンジンで、燃費は先代の14.4km/Lから16.2km/Lに向上しました。高過給圧化したターボチャージャーを搭載したエンジンは、最高出力は47kW/6,000rpm、最大トルクは95N・m/3,000rpmを実現して走りにも力強さがあります。
クラストップの居住性
室内長2,240mm×室内幅1,355mm×室内高1,420mm(ハイルーフ車)とクラストップの室内の広さを誇ります。従来はスペーシアよりも狭かった室内空間を大幅に広げ、外寸が同じままより広い居住性を実現しました。4人でゆったり座っても荷物を積み込める、荷物を詰め込むだけの実用車でなく、みんなで乗れるファミリカーとしての用途にも適した広さです。運転席と助手席は独立していながらベンチシートになっていて、左右からのウォークスルーも楽にできます。さらに、ホイールベースの拡大と左右独立スライド機構付のリヤシートも拡大し、リヤシートは前後に180mmスライドできます。前後の乗員間距離も1,080mmと足元のスペースにゆとりがあり、リクライニング機構とあわせて快適に過ごせます。
ワンアクションパワースライドドア
挟み込み防止機能付のワンアクションパワースライドドアで指先ひとつで開閉できます。携帯リモコンを身につけていれば、ワンアクションスイッチを押すだけで自動解錠し、スライドドアが自動で開きます。さらにスライドドアが開いた状態で、スイッチを押せばドアが自動で閉まるので、荷物を抱えているときなどに便利です。また半ドアの位置までドアを閉めれば、自動的に最後まで閉めてくれるます。
日産NV100クリッパーリオのデメリット
軽トールワゴンより燃費が悪い
先代モデルよりリッターあたり2kmの燃費が向上したとはいえ、スペーシアの29km/Lと比較してしまうとNV100クリッパーリオの燃費16.2km/Lは物足りなく思えます。後輪駆動であるので、どうしても燃費の面では不利になります。またエブリイにはエネチャージ等の低燃費技術は投入されません。燃費コストを重視する人は、軽トールワゴンでエネチャージ搭載のスペーシアやマツダ・フレアワゴン等を検討してみるのもありでしょう。
その他
長く待ったフルモデルチェンジした割には外観などで大幅に目立つような変化が乏しく、期待はずれだったという声があります。ただ外寸を変えずに室内を広げた「真面目な」改良を良しとするユーザーからの評価もあります。
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