3代目スクラムワゴンの良い点・欠点。燃費16.2km/L|マツダの軽バン

マツダ・スクラムワゴン

価格 燃費 2017年
販売台数
スライドア性能 室内広さ
荷室広さ
操作性
安全性
残念 良い 残念 とても良い とても良い 良い
144
万円~
16.2
km/L
1~6月
911台
電動
左/両側
良い とても良い

※ランキングは、OEM供給元のスズキ・エブリイワゴンと同じになっています。エブリイワゴンとは、販売価格と販売台数が違いますのでご注意ください。

マツダ「スクラムワゴン」の口コミはこちら

マツダ・スクラムワゴンは初代製造が1999年で、スズキのエブリイワゴンを元車両とするOEMです。2015年3月に3代目となフルモデルチェンジ車種は約9年7ヶ月ぶりのモデルとなります。

新モデルでは室内長・室内高・室内幅の拡大、R06A型ターボエンジンへの変更の他、安全性能も向上させレーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナル、エブリイワゴンのESPと同様のDSC&TCSが標準装備されました。

エクステリア面ではリアコンビランプをバンパー組込型に変更し、フロント部分は水平のメッキ仕様となっています。

ボディーカラーは新色の「ムーンライトバイオレットパールメタリック(オプションカラー)」が追加されましたが、エブリイワゴンにはある「ガーデニングアクアメタリック」はありません。

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マツダ・スクラムワゴンの兄弟車

マツダ・スクラムワゴンはスズキ・エブリイワゴンがOEM供給している兄弟車です。スクラムワゴンの兄弟車をご紹介します。

スクラムワゴンのメリット

グレードと主要装備

グレードは「PX TURBO」「PZ TURBO」「PZ TURBO SPECIAL」の3つで全車共通の標準装備には先に述べた安全性能があり、「PZ TURBO」「PZ TURBO SPECIAL」には加えてワンアクション電動スライドドア(挟み込み防止機能付)が装備され、ドアをワンタッチで開閉できるようになっています。(PZ TURBO:後部左側、PZ TURBO SPECIAL:後部両側)「PZ TURBO SPECIAL」にはさらに後部左側に電動オートステップが取り付けられ、ドアの開閉にあわせて自動で踏み台が出現・格納されるようになっています。小さなお子さんやお年寄りのいるファミリーに配慮したコンセプトで設計されています。

高い安全性能

レーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)の他にも高い安全性能を標準装備しています。DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロールシステム:横滑り防止機構)&TCS(トラクション・コントロール)の搭載でコーナーでの横滑りや発進・加速時の空転を制御するようになっています。急ブレーキ時にタイヤのロックを抑える4W-ABS(4輪アンチロック・ブレーキ・システム)を総合的に制御するシステムで、さまざまなセンサーによって走りを監視し必要に応じてコンピューターがエンジンとブレーキを制御することで車両の安定走行に貢献します。また後続車に急ブレーキを知らせるエマージェンシーストップシグナルも全車に標準装備されています。

クラストップの居住性

室内長2,240mm×室内幅1,355mm×室内高1,420mm(ハイルーフ車)とクラストップの室内の広さを誇ります。従来はスペーシアよりも狭かった室内空間を大幅に広げ、外寸が同じままより広い居住性を実現しました。4人でゆったり座っても荷物を積み込める、荷物を詰め込むだけの実用車でなく、みんなで乗れるファミリカーとしての用途にも適した広さです。運転席と助手席は独立していながらベンチシートになっていて、左右からのウォークスルーも楽にできます。さらに、ホイールベースの拡大と左右独立スライド機構付のリヤシートも拡大し、リヤシートは前後に180mmスライドできます。前後の乗員間距離も1,080mmと足元のスペースにゆとりがあり、リクライニング機構とあわせて快適に過ごせます。

ワンアクションパワースライドドア

挟み込み防止機能付のワンアクションパワースライドドアで指先ひとつで開閉できます。携帯リモコンを身につけていれば、ワンアクションスイッチを押すだけで自動解錠し、スライドドアが自動で開きます。さらにスライドドアが開いた状態で、スイッチを押せばドアが自動で閉まるので、荷物を抱えているときなどに便利です。また半ドアの位置までドアを閉めれば、自動的に最後まで閉めてくれるます。

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スクラムワゴンのデメリット

マツダ・スクラムワゴンの後方画像

軽トールワゴンより燃費が悪い

先代モデルよりリッターあたり2kmの燃費が向上したとはいえ、スペーシアの29km/Lと比較してしまうとスクラムワゴンの燃費16.2km/Lは物足りなく思えます。後輪駆動であるので、どうしても燃費の面では不利になります。またスクラムワゴンにはエネチャージ等の低燃費技術は投入されません。燃費コストを重視する人は、軽トールワゴンでエネチャージ搭載のスペーシアやマツダ・フレアワゴン等を検討してみるのもありでしょう。

その他

長く待ったフルモデルチェンジした割には外観などで大幅に目立つような変化が乏しく、期待はずれだったという声があります。ただ外寸を変えずに室内を広げた「真面目な」改良を良しとするユーザーからの評価もあります。

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